芋焼酎なのに芋臭くない焼酎が好まれる2つのわけ!
ほぼ毎日の晩酌を欠かさない私としては、芋焼酎の存在は不可欠です。
芋焼酎評価の記事を書くためにも、新しい銘柄に挑戦したりするわけなんですが・・・
毎日のように芋焼酎を飲んでいると、どの銘柄も長所があって、楽しむことができるんですね。
またその蔵元を調べたりなんかして、造り方や地域の風土を感じたりするのも楽しみだったりするんですよ。
ふとある銘柄を飲んでいたんですが、(後日レビュー記事書きますね。)芋臭く無くてすごく飲みやすかったんですね。
私としては「これは人気が出そうな風味だな!」と思うわけですよ。
・・・・
って不思議ですよね!?芋焼酎なのに、芋臭くない焼酎が好まれるだろう!って感覚がですね。
それで、芋臭くない芋焼酎が好まれる理由を考察してみました。
芋焼酎に対するトラウマが・・・
芋焼酎は、ご存知の通りたくさんの銘柄がありますよね。中には「芋臭い」焼酎もまだまだ存在しますね。
この「芋臭い」焼酎は、かつての芋焼酎風味の主流だったわけですが、得意不得意に分かれる傾向にあったと言えます。
これこそが、「芋焼酎の風味だ!」と言わんとする九州男児の方もたくさんいらっしゃったのは事実で、根強い人気もありますよ。
ただ、「ダメな人はダメだった」と思うんですね。
実はこの「芋臭さ」にも種類があって、「原料サツマイモの病気や腐敗」によって生じる風味の悪さもあったんですよ。
全てがそうだったわけではないですよ。
以前より「サツマイモ」の栽培技術も格段に向上し、サツマイモの病気や腐敗に対する酒質の影響も研究されてきています。
ですので、「原料サツマイモの病気や腐敗」によって不良臭を出す芋焼酎は格段に減ってきていると思いますね。
最近でも存在する「芋臭い焼酎」は「サツマイモの病気や腐敗」由来の香りでは無くて、各蔵の技術で濃厚な香りを演出していると思いますよ。
昔芋焼酎を飲んで「芋焼酎は苦手だ!」と思った方が多くて、「芋焼酎はいいや!」とトラウマになっている方がいるのだと思います。
となると、近年発展した技術で造られた芋焼酎を飲んで・・・
「芋焼酎と言っても、スッキリして飲みやすくなったね!」
「焼き芋のような香ばしい香りがたまらないね!」
って方が多いんではないか!?と思いますね。
そういったこともあって、「飲みやすい芋焼酎」⇒「芋焼酎初心者にもってこい」と感じるんでしょう。
お酒と食事は付き物
芋臭くない焼酎が好まれる大きな理由は、トラウマによるところが大きいと思いますが、食事中にお酒を飲むことが多いことも要因の一つに挙げられるのではないでしょうか!?
私としては芋臭い焼酎も好きですが、焼酎の風味が主張しすぎるのもどうか!?と思う時もありますよ。
やはり主役は「食事」脇役が「お酒」です。
どんな食事にも合わせることができる、ほのかに香るスッキリした飲み口の芋焼酎が好まれるのだと思いますね。
食事をより美味しいく食べるための名脇役が「スッキリした芋焼酎」となるのでしょうね。
芋焼酎は健康面での配慮も期待される
芋臭くない焼酎が好まれる大きな理由はこれまで述べた2つの理由が主だと思います。
一旦芋焼酎を飲みだすと、意外と焼酎の特性を好む方もいらっしゃると思うんですね。
芋焼酎は、蒸留酒ということもあって「糖質ゼロ」なんです。また醸造酒と異なり、含まれる成分がシンプルなため悪酔いしにくいお酒だと言われています。
だんだん歳をとってくると、お酒を飲んでいても、健康面や次の日のことが気になってきます。
「芋焼酎」単品では太ることはありませんし、次の日スッキリ目覚めることができますよ。
もちろん飲み過ぎたら、きついですけどね。
となると、「芋焼酎」は味わいもあってもってこいのアルコール飲料だと思うんですね。
芋焼酎を敬遠しているあなた!ぜひ、芋焼酎に挑戦してみてくださいね!
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