困難を乗り越えて!美味しい「クラフトビール」への歩み
2015/07/22
あいにくの梅雨空が続きますが、梅雨が明ければいよいよ夏到来です。
ビールが美味しい季節がやってきますね!芋焼酎も好きですが、やはり夏はビールでしょう!
最近話題になっている「クラフトビール」を御存じでしょうか!?今、「クラフトビール」が熱いのです。今回はこの「クラフトビール」に注目します!
「クラフトビール」とは?
「クラフトビール」は何となく拘って造った「ビール」のようなイメージを持っていますが、アメリカで盛んです。
アメリカでは「クラフトビール」はこのようなことが定義付けされています。
・小規模で製造していること。
・独立した会社であること。
・伝統的な製法を用いていること。
アメリカではこの3つの条件を満たしていることが「クラフトビール」として認められているとされています。それぞれ個別に見ていくと次のような定義があります。
小規模
「小規模」の条件は年間製造量が70万KL以下とされています。
独立
クラフトビールメーカー以外の酒造メーカーに所有・操作されていないこと。
伝統的
麦芽100%のビールを主力商品としていること。
ここまではあくまでアメリカにおける「クラフトビール」の定義になりますが、果たして日本において「クラフトビール」とはどのような定義・ルールがあるのでしょうか!?
日本「クラフトビール」の歩み
日本の「クラフトビール」の歴史は20年前に遡ります。1994年の酒税法改正により酒類製造最低数量が60klとなりました。
これによって少量生産が可能となり、全国に小規模なビール製造会社が誕生しました。当時「地ビールブーム」が巻き起こったわけですが、これが今の「クラフトビール」ブームの母体となっているのです。
元々地ビールは地場産業の発展を目的とした会社が多く、設立したばかりの会社は醸造技術もまだまだ未熟でした。その影響もあり「高価な割には味がいまひとつ」という印象が定着してしまいました。
次第に地ビール製造会社も少なくなり300程あった地ビール製造会社も2005年には180まで減少しました。
その間、少しでも「地ビール」を飲んでもらおうと、地ビール製造を行う職人は技術を磨く日々が続きました。そして、地ビールは「クラフト(職人の工芸品)ビール」と名を変えて今日のブームに辿り着くのです。
日本における「クラフトビール」はアメリカのように明確に定義付けされていないのが現状なのです。ゆえに日本において「クラフトビール」の定義付けはこれからになります。
アメリカとは酒税法の法律も違いますし、酒類メーカーによる「クラフトビール」も販売されています。これから、日本の「クラフトビール」の歴史に色が着いていくのです。
最近私たち日本人のビールに対する考え方が変わってきています。
「とりあえずの1杯」から「こだわりの1杯」です。
私が好きな芋焼酎もそうですが、造り手の気持ちがこもった1杯を頂くこと!これほど至福な時間はないと思います。
これからの「クラフトビール」に注目していきたいと思います。
ブログランキングに参加中。応援をお願いします!!
人気ブログランキングへ
記事が参考になったと思われる方は、記事下のSNSシェアボタンクリックをお願いします
スポンサードリング
スポンサードリング
関連記事
-
「ビール類税制統一」にメーカー、庶民の不満は爆発必至!!
2015年8月7日、いよいよ政府が動き始めました。 ビール、発泡酒、第3のビール …
-
暑い季節に爽快なお酒の飲み方をご紹介!今年の夏はこれで決まり!
7月に入り、夏もいよいよ本番ですね! 夏になれば海や山にキャンプに行ったり、ちょ …
-
イチローの祝杯に使われた日本酒「酒一筋」の魅力とは!?
2015年8月15日、米大リーグの「マーリンズ」に所属するイチロー外野手が日米通 …
-
あの「氷結シリーズ」も注目の「食中酒」とは!?
あなたはお酒を飲む時、どのようなシチュエーションを真っ先に想像しますか!? 私の …
-
新商品サントリークラフトセレクト「ペールエール」「ヴァイツェン」「ゴールデンエール」を体当たり風味評価!華やかな香りに魅了される!
天然水で造るビールの「ザ・モルツ」「ザ・プレミアムモルツ」でお馴染みのサントリー …
-
気になるお酒「どぶろく」とは!?地域限定でしか楽しめない!?「どぶろく特区」について解説します。
神戸市は2日、地域限定で農家に少量での酒類製造販売を認める国の構造改革特区「どぶ …
-
「獺祭」と「黒霧島」に共通する4つのキーワード~前編~
「獺祭」と言えば、日本酒好きならば誰もが知っている銘柄。海外へも進出し、日本酒の …
-
ノンアルビールもトクホの時代へ
以前からネット上で話題になっていましたが、2015年3月23日、サッポロビールは …
-
平成27年の酒類輸出に明るい兆し!驚くべき需要のウイスキーと、伸び悩むしょうちゅう!明暗分かれた蒸留酒
国税庁より平成27年の酒類輸出に関する情報が公開されました。 詳細は平成27年酒 …
-
国産ウイスキーが大ヒットの兆候!国内ではハイボールブーム!輸出需要も急上昇!
国産ウイスキーが着々とかつての栄光を取り戻す動きをしています。 1980年代に盛 …
Comment
こんなん見ちゃったらビール飲みたくなっちゃいますね!
旨そうです。
ギャリさん
コメントありがとうございます(^^)
今は、クラフトビールに注目しています!やっぱり夏はビールも最高ですよ(^^)