本格麦焼酎「いいちこ」でお馴染みの「三和酒類」が遂行する「麹プロジェクト」!新たなジャンルへの挑戦!
下町のナポレオン「いいちこ」でお馴染みの三和酒類が遂行する「麹プロジェクト」が地道な歩みを続けています。
「麹プロジェクト」に関して本格焼酎の伸び悩み 打開策は!?の記事でも取り上げましたが、「麹プロジェクト」とは、「麹文化のお酒、麹を使った蒸留酒を極めていこう!」というプロジェクトです。
日本の伝統的な技法である「麹」を使って出来た「蒸留酒」をもう一度見直していくことが、今後の本格焼酎業界の発展には不可欠だと同社和田社長は述べていらっしゃいます。
そんな「麹プロジェクト」に進展が見られましたので、今回ご紹介したいと思います。
カクテルの素材に「スピリッツ」ならぬ「和ピリッツ」の提案
カクテルの素材と言えば、「ジン」「ラム」「ウォッカ」「テキーラ」といったところが主流です。
カクテルは外来の「アルコール飲料」ではありますが、日本を代表するカクテル素材は何!?と聞かれたところで、答えに詰まるところがあります。
そこで、三和酒類が新たに提案するのが、麦を原料とした蒸留酒ベースにボカニカル(植物果汁)を加えたスピリッツです。
その名も「TUMUGI」
同社から、大々的な広告は行っておらず東京・銀座3丁目にある「日比谷バー」で展開を始めているといいます。
同店は「オリジナルカクテル」と「麹を使ったグリル」が人気で、高級感溢れるBarです。
三和酒類と日比谷バー同じ「麹」を大切にする両社が共同して目指す「和スピリッツ」の提案は、今後の本格焼酎業界発展の為のひとつのヒントに成り得るのではないでしょうか!?
カクテルが持つ限りない可能性
本格焼酎はデンプンを含む材料由来の様々な風味が楽しめるアルコール飲料です。
ですので、本格焼酎業界は「本格焼酎個体が持つ魅力」をこれまで全面的に押し出してきました。
ところが若者のアルコール離れもあり低迷する「本格焼酎業界」。実際に本格焼酎ファンは、40~50世代がほとんどです。
「本格焼酎業界」も変わらなければ、若者を取り込まなければ、未来は明るくないのです。
ここで三和酒類が目に付けた「カクテル」というお酒のカテゴリー。
「カクテル市場」はかなり大きく、お酒に精通した方も多数存在します。世界的にも「焼酎」よりは遥かに知名度が高いアルコールです。
加えて若い世代にも人気が高いジャンルです。
そこで麹で出来た「和ピリッツ」を素材とした「カクテル」が活躍すれば、本格焼酎業界の発展に寄与すると共に、若者にも「麹」で造られたお酒を楽しんでもらえるでしょう。
「カクテル」が持つ限りない可能性が、今後の本格焼酎業界の救世主になるかもしれません。
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