本格芋焼酎の優等賞受賞を紐解く。これであなたも迷わない!
2015/07/28
本格焼酎を買いにスーパーや酒屋さんに出掛けた時、目前に広がる銘柄の多さにどれが良いのかわからない!といったのが本音ではないでしょうか!?
「白霧島」や「黒霧島」など既に決めた銘柄があれば、一目散にその銘柄を取ればよいのですが、新たに試してみたい焼酎があった場合そうもいきません。
時間の許す限りじっくり見て判断したいところですが、結局飲んでみなければわからない(汗)というところもあります。
5合瓶の金額も1,000円以上する銘柄も多いですので、せっかく買うならば美味しい焼酎を購入したいところです。
そういった迷っている時に目に留まるのが「○○鑑評会優等賞受賞」「○○鑑評会総裁賞受賞」といったラベルやポップです。
この優等賞受賞とは一体どのような評価を元に行われているのでしょうか?また、実際に美味しい焼酎が賞を受賞しているのでしょうか!?
酒類鑑評会
今回は、本格芋焼酎に焦点を当てて見ていきたいと思います。今回御紹介するのは国税庁主催の酒類鑑評会です。
酒類鑑評会概要
本格芋焼酎においては、熊本国税局の管内ということもあり、熊本国税局主催で行われます。
その年度の7月以降に造られた芋焼酎の品質評価を行い、評価の結果、優秀な酒類製造技術を有すると認められた酒類製造者、杜氏(製造責任者)が表彰を受けます。
評価は2月~3月に掛けて予審、決審と2段階評価で行われます。
本格芋焼酎評価の詳細
予審では、香り味の欠点の有無が評価対象となり、決審では香り味の調和の優劣を評価するとなっております。
しかしながら、高度な知識と技術を持っていないと評価はできそうにありません。
実際に評価する評価員は国税局の職員からなる部内評価員と、各酒造場や研究所から集められたエキスパートからなる部外評価員で構成されており、予審決審合わせて総勢20数名できき酒評価がなされます。
平成26年度酒類鑑評会の結果
平成26年度においては115酒造場から272品の芋焼酎出品となりました。272品の内優等賞を獲得した品目は66品となり、芋焼酎全体の24.2%となりました。(国税庁HPより)
まとめ
国税庁主催の酒類鑑評会ということもあり、権威がある鑑評会だと言えます。
予審、決審と2段階評価で行われており、焼酎造りやブレンドのエキスパートが美味しいと評価されるものが優等賞を受賞することになります。
この20数名を多いと見るか少ないと見るかは、私たち消費者次第ではありますが、プロも認めた美味い焼酎にラベルが貼られ、ポップで紹介されていると思えばよいのではないかと思います。
何年も連続して表彰を受けているような銘柄や製造場は、地道に美味しい芋焼酎を造り続けている証拠ですので、店頭で迷った場合にはその銘柄を手にすると良いかもしれません。
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