「赤霧島」「茜霧島」が醸すフルーティーな香りの正体とは!?
この記事で、女性の芋焼酎に対する思いを振り返ってみるとですね。
芋焼酎が女性や若者に受け入れられるには、今までの芋焼酎とは少し違った風味や香りが求められているのだと思うんです。
ビールのような喉ごしや苦みを楽しむお酒は、男性のイメージがありますが、ワインのようなフルーティーな香りを楽しむお酒は女性ファンが多いですよね。
となると、ポイントとなるのは「香り」というわけですね。
確かに「赤霧島」「茜霧島」は、芋臭くないフルーティーな香りが特徴なんですね。
この「赤霧島」「茜霧島」が醸すフルーティーな香りの正体を暴けば、女性や若者に受け入れられやすい「芋焼酎」が見えてくるのではないか!?と思うのです。
芋焼酎の香りの正体はサツマイモに含まれる成分にある!?
酒販ニュースの記事によると、サツマイモの種類によって、焼酎の香りに大きく変化があるというのです。
まずは、こちらの表をご覧ください!
代表的な芋焼酎原料のサツマイモを見た時に、それぞれに含まれる成分に大きく特徴がありますよね。
例えば「赤霧島」で考えると、「ムラサキマサリ」を使用しています。
「ムラサキマサリ」に含まれる成分で他のサツマイモに比べて突出しているのが「ジアセチル」という成分です。
「ヨーグルトのような、赤ワインのような香り」とよく表現していますが、これはサツマイモに含まれる「ジアセチル」という成分が醸し出している可能性が高いということです。
そして次の表を見てください!
それぞれの成分における特徴的な香りを示しています。
品種は違いますが、オレンジ系の芋焼酎である「茜霧島」は、β-イオノンとβ-ダマセノンという成分が寄与している可能性が高いですよね。
前回、感想を頂いた「玲さん」のコメントで出てきた「茜霧島は紅茶のような香り」というのは、アップルティー等をイメージしたのかな!?と思いました。
ジョイホワイトという品種で特徴的な成分であるリナロールの特徴香が演出する芋焼酎としては「山ねこ」「ひとり歩き」「がんこ焼酎屋」があります。
私も試したことはありませんので、次回選んで飲んでみたいと思います。
女性や若者に好まれる芋焼酎を選択するには!?
市場にはたくさんの芋焼酎が出回っていますので、どれが自分の好みに合うか選択するのは難しいですよね。
聞いたことある銘柄で決めるのか?ラベルで決めるのか?など・・・でも決め手が無いとお金を出せないですよね。
となると今までの話を踏まえて、シンプルにサツマイモの品種で香りの傾向は見出せると思うんですね。
「赤霧島」のようなヨーグルトや赤ワインのような香りを求めるのならば、「紅芋」の焼酎を!
「茜霧島」のような紅茶のような花の香りがするような香りを求めるならば、「オレンジ芋」の焼酎を!
そうすれば、あなたの理想にピッタリの芋焼酎に出会えるのではないでしょうか!?
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Comment
こんばんは。
勉強になります!
飲んだことのない焼酎を買うのって、やっぱり決め手がほしくなります。
成分で比べたら、好みに合うものを見つけやすくなりそうですね!
(私が茜霧島に感じたのは、紅茶の中でもさっぱりした感じのイメージだったので、アップルティーは「まさに!」という感じです!)
「山ねこ」、気になりました!お店で見かけるけれどまだ飲んだことがないので、次に飲み屋さんで見かけたらトライして見たいと思います!
玲さん
コメントありがとうございますm(__)m
決して難しい成分の名前を覚える必要はないと思うんですね。
紅芋、オレンジ芋、白芋のそれぞれの香りの特徴を押さえておけば、選ぶやすくなるのかと。
ただラベル表記は「サツマイモ」と書いてあることが多いので、ネットなんかで調べておくとよいですね。
「山ねこ」私も挑戦したいですね!