新商品情報！薩摩酒造⇒「黒薩摩」、宝酒造⇒「一刻者紫」。その魅力を徹底解剖！

11月1日の「本格焼酎の日」を前に本格焼酎の新作情報が発表されています。

今回特に私も気になる注目の芋焼酎の新作情報が入りましたので、ご紹介致します。

一刻者「紫」

商品の仕様は以下の通りです。

「一刻者」は、通常米で造る麹も「サツマイモ」を使って造る芋麹製の芋焼酎です。

芋麹製の特徴としては、「The芋」というサツマイモが持つ強い香りと、口当たりから後切れまで残るサツマイモの風味です。

本来米麹から多く出される華やかさや軽やかさは抑えられた風味に仕上がっています。

今回は「南九州産紫芋を使用」とまでは謳っているものの、明確な品種はわかりません。

いずれにしても「赤霧島」「赤薩摩」といったポリフェノール系の風味が強い仕上がりになっているでしょう。

最も近い風味として考えられるのは、「吉助赤」といったところでしょう。

4号（720ml）瓶で、1,522円と比較的高価な芋焼酎ですので、11月1日の本格焼酎の日など特別な日に飲んでみたらいかがでしょうか！？

販売開始は、2015年10月20日予定です。

黒薩摩

商品の仕様は以下の通りです。

「赤薩摩」に続くシリーズ作になりますが、意外と普通な「黒薩摩」という銘柄での登場です。

先日訪れた酒屋さんで、先行予約を開始しておりましたが、こちらは10月26日の販売開始予定です。

このプレミアム黒麹製芋焼酎「黒薩摩」の最も大きなポイントは、畝貯蔵をしたサツマイモを使用した原酒をブレンドしているところでしょう。

畝（うね）貯蔵とは！？

通常サツマイモは8月から12月上旬に取れる作物です。ですので、芋焼酎造りの最盛期は9月から11月となっています。

この記事を書いている10月は芋焼酎造り真只中ということになります。

畝貯蔵とは、畑の中で畝を作ってその中でサツマイモを貯蔵し、越冬させたものだということです。

これは薩摩酒造独自の技術で、研究が進められてきました。

畝貯蔵で冬を越えたサツマイモを使用して仕込まれた芋焼酎は、「芋らしい芳醇な香りを醸し出す芋焼酎原酒」を造り出す結果が報告されています。

また心配された腐敗臭といった欠点臭はあまり出なかったこともあり、今回の「黒薩摩」に使われることになったのでしょう。

この技術を用いることで、年明けの1.2月にも芋焼酎仕込みが出来るメリットがあり、貯蔵や冷凍保管等の保管費も削減できる効果があります。

私としては、畑の中でサツマイモを寝かせることは一見腐敗に近づきやすいイメージがありますので、出来上がる原酒にも傷み臭などが残るのではないかと思います。

ですが、自信を持って販売する薩摩酒造の「黒薩摩」。実に出来上がりが気になるところです。

今回は以上になります。

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