普通の「芋焼酎」と何が違うの?「芋焼酎」のPB商品をご紹介!その2つの魅力とは!?
2015/07/25
先日、キリンビールがセブン&アイグループと共同開発した「セブンゴールド まろやかエール<無濾過>」を発売しました。
詳しい記事はキリンビールが「セブンゴールド まろやかエール<無濾過>」を売り出す裏事情とは!?をご覧ください!
キリンビールがこれまでの方針を一転させ、PB商品を発売したことも話題になりましたが、芋焼酎においてもPB商品は幾つか存在します。
今回は「芋焼酎」のPB商品を御紹介するとともに、その魅力を分析していきたいと思います。
PB商品の大御所トップバリュー
今や誰でも一度はショッピングに訪れたことがあるのが、「イオングループ」です。
イオングループが持つオリジナルブランド「トップバリュー」を御存じでしょうか!?
「トップバリュー」とロゴの入ったイオングループでしか購入できない商品は山ほどあります。
ロゴはこちらです↓↓
生活用品をはじめ衣服や家電、食品、自転車etc・・・などイオングループの店内に行けば到る所で目にすることができます。
トップバリューブランド 芋焼酎
その商品名も「芋焼酎」なのですが、「鹿児島県産黄金千貫使用薩摩本格焼酎」と記してあります。
パッケージは至ってシンプルですが、本格芋焼酎であることは分かります。
共同開発している焼酎蔵は「岩川醸造㈱」という会社で、鹿児島県曽於市大隅町にあります。
国産米と鹿児島産サツマイモを使った鹿児島県で造られた25度製の本格芋焼酎であることがわかります。
セブン&アイグループの「セブンプレミアム」
イトーヨーカドーやセブンイレブンに入ると「セブンプレミアム」のロゴの入ったPB商品をたくさん見掛けます。
ロゴはこちらです↓↓
PB商品では人気も信頼も「トップバリュー」に次ぐ第2位です。セブンイレブンのCMでも「セブンプレミアム」を前面に推しており、他コンビニとの差別化を図っているのが伺えます。
セブンプレミアム 本格焼酎「芋職人」
共同開発している会社は鹿児島県いちき串木野市に本社を持つ「濱田酒造」です。代表的な銘柄として「海童」があります。
こちらも国産米、鹿児島県サツマイモを使用した純国産製ということがわかります。
常圧蒸留を採用した典型的な「黒麹製の本格芋焼酎」です。
PB商品「芋焼酎」の魅力
低価格であること!
一番の魅力は価格です。
トップバリュー商品の「芋焼酎」は税込1,250円と破格の安さです。例えば25度製の「黒霧島」の価格を見た時、税込1,862円です。
セブンプレミアムの「芋職人」であっても1,414円と割安なのが分かります。
この価格の安さは、パッケージ等にコストを掛けていないこと!
「トップバリュー」や「セブンプレミアム」のネームバリューによって、低価格で仕入れが出来ていることが要因ではないかと考えます。
製造元としては、営業力がある「トップバリュー」や「セブンプレミアム」に芋焼酎を販売してもらうことによって、安定した出荷量が見込めるメリットがあります。
安心して購入できること
「トップバリュー」や「セブンプレミアム」は商品の品質重視を掲げています。
例えば「芋焼酎」が何らかの品質トラブルが起こった場合、その他のPB商品への信頼も低下します。
そうならない為にも、品質管理と産地が分かる安心・安全の提供(トレーサビリティー)を徹底的に行っています。
ブランド力のある両メーカーから販売された「芋焼酎」ですので、安心して購入することができるのです。
PB商品の本格芋焼酎と各メーカーの本格芋焼酎の違い
PB商品の「芋焼酎」と各メーカーが販売する「芋焼酎」にはどのような違いがあるのでしょうか!?
商品の細かい製造方法までは分かりませんが「基本的には変わらない!」でしょう。パッケージや営業に製造元が力を入れる必要が無い分、コストは抑えられているのでしょう。
PB商品の「芋焼酎」は、キリンビールとセブン&アイグループが共同開発した「セブンゴールド まろやかエール<無濾過>」の限定商品販売路線とは違います。
どちらかと言えば「本格芋焼酎を低コストで販売する」といった意味合いの方が強いです。
私個人的な意見としては、本格芋焼酎を飲むときに「もちろん安い方が良いですが、製造元の思いや技術を堪能したい」と思っています。
ですので、「セブンゴールド まろやかエール<無濾過>」は飲んでみたいと思いますが、PB商品の「芋焼酎」はそこまで飲んでみたいとは思いません。
それは商品に対する「こだわり」という部分だと思います。
本格芋焼酎は、ある一定以上の「職人的な」「こだわりを持った」と言ったような「本格的な部分」を求めたい方が多いのではないかと思います。
がぶ飲みする「水」などと違って「味わいながらとゆっくり雰囲気を楽しみながら堪能したい」ものが本格芋焼酎ではないでしょうか!?
もちろん「安くたくさん飲みたい」という方もいらっしゃるでしょう。そういう方にはPB商品の芋焼酎はとてもオススメできます。
ブログランキングに参加中。応援をお願いします!!
人気ブログランキングへ
記事が参考になったと思われる方は、記事下のSNSシェアボタンクリックをお願いします!
スポンサードリング
スポンサードリング
関連記事
-
「赤霧島」「茜霧島」が醸すフルーティーな香りの正体とは!?
この記事で、女性の芋焼酎に対する思いを振り返ってみるとですね。 芋焼酎が女性や若 …
-
6月の酒税改正。本当にお酒は値上がりしたの?
6月1日より改正酒税法が適用となりました。 その内容でわたしたちが最も気になるの …
-
口永良部島の噴火で垣間見える地元の絆!私たちにも出来る意外な復興支援方法とは!?
2015年5月29日に起きた口永良部島の噴火が思わぬところに影響を及ぼしています …
-
酒類の過剰な廉売を規制する酒税法改正案に賛否両論
2016年5月12日追記 昨年の国会で提出予定だった「酒類の過剰な廉売を規制する …
-
「ビール類税制統一」「酎ハイ増税」が見送りとなった2つの裏事情とは!?
2016年に税制改正において、予定されていた「ビール類税制統一」一本化及び酎ハイ …
-
あなたが知らない「本格芋焼酎」の生まれたてを解説します!
日本酒で言えば「搾りたて」ビールで言えば「できたての鮮度抜群」!! このようなフ …
-
夏だ!ビールだ!東京・関西・福岡おすすめのビアガーデンをご紹介!
さてさて「ビアガーデン」も時代と共に変化しているようですね。 前回の記事で、期待 …
-
「赤霧島」が酒屋さんに重宝される理由とは?
「茜霧島」の発売以降、「赤霧島」の人気に陰りが出てきているように見えますが、実の …
-
酒類課税数量から考察する「ビール類税制統一」や「18歳以上飲酒解禁」との関係性~後編~
前回の記事では、H19~H26にかけた「酒類全体の課税移出数量」の数値をもとに、 …
-
甲乙混和焼酎の現状、そして伸び悩むわけ
甲乙混和焼酎の代表的な銘柄は次の通りです。 アサヒ→麦かのか、黒かのか、芋かのか …