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酎ハイ増税を好機と捉えるその業界とは!?

      2015/06/26

酎ハイ増税のニュースでお酒ファンは再び落胆の声を上げることとなりました。ニュースの詳しい内容は、酎ハイを増税しなければならない裏事情とは?合わせて増税の仕組みを分かりやすく解説します。の記事をご参照ください!

酎ハイ増税に伴って、酎ハイの消費量が減少することが大いに予想されるわけです。

ここで、酎ハイの中身に少し触れておきたいと思います。

酎ハイとはどんな飲み物!?

酎ハイは法律によって厳密な区分や取り決めがあるアルコール飲料ではありません。

酎ハイの語源は、「焼酎」の「酎」とハイボールの「ハイ」を組み合わせてできた呼称であると言われています。

一般的に「焼酎」や「ウォッカ」などの無色で香りが無いスピリッツをベースに、果汁を加えて炭酸で割ったものを「酎ハイ」と呼んでいます。

炭酸を使用しなければならない規定があるわけではないので、「焼酎」を「ウーロン茶」で割ったものも「酎ハイ」と言われています。

ここで割る「焼酎」に注目すると

酎ハイの魅力はレモン、抹茶、カルピス、グレープなど様々な味が楽しめることです。

つまり、この風味を楽しむ為にはアルコール分である「焼酎」が邪魔をするわけにはいかないのです。

となると、使用される焼酎はもちろん「甲類焼酎」ということになります。

焼酎は原材料や製造方法によって異なる「甲類焼酎」と「乙類(本格)焼酎」に分類されます。

「甲類焼酎」と「乙類(本格)焼酎」の違いを詳しく知りたい方は甲類焼酎と乙類焼酎の違いについての記事をご覧ください!

「甲類焼酎」は安価に製造できることも特徴ですので、酎ハイは安く様々な味を楽しめる庶民のお酒であったわけです。

ですが、「酎ハイ増税」のニュースが舞い込んできたのです。酎ハイが増税によって売れなくなれば、「甲類焼酎」の消費量が落ち込むことになるのです。

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好機と捉えて販売拡大をしたい乙類(本格)焼酎業界

「酎ハイ増税」をきっかけに「甲類焼酎」と「乙類(本格)焼酎」業界の戦いの火ぶたが再び切られます。

「本格焼酎業界」は、今回の税制改革案で対象になっていない業界です。

更にライバル業界である「甲類焼酎」は、酎ハイ増税を理由に窮地に立たされているのが現状です。

長年確執のあったと言われる「甲類焼酎」「乙類(本格)焼酎」業界がまた、新たな動きが出るのです。

「本格焼酎業界」はこの酎ハイ増税を好機と捉えて一気に販売に力を入れてくることになるでしょう。

また、ここ数年低迷していた消費量の拡大に大いなる期待が出てくるのです。

本格焼酎業界が伸びるために今後大切なこと

酎ハイのユーザーを考えてみると、若者やライトなアルコール飲料を好む方が多いでしょう。

本格焼酎業界は今まで通りの販売路線では、この酎ハイユーザーの獲得は難しいのではないかと思います。

低アルコール化した飲みやすいものや華やかな香りでフルーティーな味わいの「本格焼酎」が今後、注目を浴びるのではないでしょうか!?

本格焼酎は本来その風味を楽しむことが魅力ですが、その発想も脱却していく必要もあるのかもしれません。

例えば「焼酎」に割り物の「果汁」「ソーダ」をセットで販売するなども面白いのではないでしょうか!?

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Comment

  1. ギャリ より:

    確かに。
    私のよく行く酒屋でも天使の誘惑のジンジャエール割をとても押してました!
    私としては本格焼酎をジュースで割るのは反対ですが、時代の流れ的にはもうストレート、やロックで本格焼酎を飲む時代は終わったのかもしれませんね。

    焼酎そのままっていうとどうしてもおじさん臭いですし。
    ちなみに本格芋焼酎の赤猿ってのがあるんですが、赤猿のスパークリングなんていうのも最近出てますね~お酒弱い友達に勧めてみましたが美味しいといって飲んでましたよ!

  2. 芋好人 芋好人 より:

    ギャリさん
    コメントありがとうございます(^^)
    赤猿スパークリングですかー!?初めてお聞きします。芋焼酎も炭酸の時代ですねー。
    私としても、本格芋焼酎本来の風味を味わうことが最高の魅力だと思っています。
    時代の流れに着いて行くこともまたメーカーの使命だとも思います。

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