白霧島発売に見る霧島酒造のブランディングイメージとは
2015/06/25
『白霧島』は、弊社の「黒霧島」、「赤霧島」とあわせた3ブランドの一角として、全国の焼酎ファンに広く味わっていただくことを目指してまいります。記者発表の際、霧島酒造はこのような決意を表しています。
3ブランドの狙い
芋焼酎と言えば=「黒霧島」のイメージが定着しつつあります。これは霧島酒造が「黒霧島」のブランディングに成功したと言えるところでしょう。
ただ霧島酒造は、「黒霧島」1本に頼っているのが現状でしょう!?芋焼酎=「黒霧島」の式は成り立ちつつあります。
しかし更なるブランド化、差別化を図るためにはこれでは物足りないということでしょう。
「芋焼酎=霧島」
この式を成り立たせる為には、「白霧島」、「赤霧島」の活躍無しには成し得ないということとなります。
赤霧島
この商品は春、秋限定発売商品で年に2回しか発売されなません。春、秋に出荷すると言えども、結局のところは卸屋や小売店のさじ加減です。
二次原料に使われる「ムラサキマサリ」という芋の生産量に限りがあるということでありますが「、近年コンビニやスーパーで見かける機会も増えてきたように感じます。
3本柱での立ち位置としては、希少価値といったプレミア感を出す部分が大きいのではないでしょうか!?
黒霧島
この商品3本柱の大黒柱でしょう。芋焼酎と言えば「黒霧島」。居酒屋やスーパーで安心して選択できる商品ということです。
「黒霧島」が作り上げたブランド力によって、赤霧島、茜霧島といった新商品に市場が注目したと言えます。
白霧島
今回のテーマはここです。この白霧島はどのような柱となっていくのでしょうか?
白鵬関が鉄砲の稽古をするような柱に成り得ることはできるのでしょうか?
宮崎県内で焼酎を頼む時に言われる「黒、白どちらにしますか?」といった声が全国の居酒屋で聞こえるようになった時、それは立派な柱になっていることでしょう。
恐らく霧島酒造は「白霧島」という焼酎がそういう役割を担うことを想定して、世に送り出すに違いありません。
それは「黒霧島」の品質に負けるとも劣らない自信の表れだとも感じることがでます。
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