プレミア芋焼酎3Mの一角「村尾」の蔵元が造る「薩摩茶屋」と「黒霧島」を比較!
「茜霧島」フィーバーも落ち着いたところで、久しぶりに飲み比べ記事いきます!
今回はプレミア芋焼酎3Mの一角「村尾」の蔵元「村尾酒造」が造る【薩摩茶屋】を徹底的に飲みましたので、ご期待ください!
まずは、【村尾】と【薩摩茶屋】の違いにも注目してみましょう。
【村尾】と【薩摩茶屋】の違い
【村尾】と【薩摩茶屋】を製造する村尾酒造は、鹿児島県薩摩川内市に蔵を構えています。
村尾酒造が製造する銘柄は、実は【村尾】と【薩摩茶屋】しかありません。
焼酎造りの天才「村尾 寿彦」氏が丹精込めて造る2つの銘柄なんですね。
さて【村尾】と【薩摩茶屋】は、どのような違いがあるのでしょうか!?
【村尾】は麹米として、国産米を使用している。
【薩摩茶屋】は麹米として、タイ産米を使用している。
どうやら、これだけの違いのようです。
その他の「黒麹製」「常圧蒸留」「原料サツマイモ」はいずれも同じなんですね。
さて、麹米が「国産」と「タイ産」でどのような違いが出るのでしょうか!?
おそらくですが、事故米事件が起こる以前はどの蔵でも「タイ米」を使用していたので、どこか懐かしい風味がするのではないか!?と思いますね。
参考記事⇒焼酎の麹米にタイ米を使用したい2つの理由
以前の芋焼酎は、サツマイモらしさが強かった印象ですが、国産米に変わって米由来の甘みが増えてきたように感じます。
ということで、いつものように【薩摩茶屋】の仕様から見てみましょう。
【薩摩茶屋】の商品仕様
特筆すべき点は、原料サツマイモに「コガネセンガン」と「シロユタカ」の2品種を使用しているところですね。
また、最近は少なくなった麹米にタイ産米を使用しているところです。
【薩摩茶屋】と【黒霧島】を飲み比べ

飲み方
【薩摩茶屋】は黒麹、アルコール度数25度ですので、25度製黒霧島と比較しますね。飲み方はストレートです。
香り
【薩摩茶屋】は静かで穏やかな香りです。
【黒霧島】はどちらかといえば無臭に近いですが、【薩摩茶屋】はサツマイモの香りが静かに訴えていますね。
最近は華やかな香りが立つ芋焼酎が多いですが、【薩摩茶屋】は昔ながらの焼酎を思い出しますね。
味わい
【薩摩茶屋】は口当たりはややトロみがあります。【黒霧島】と同等でしょうか!?
【薩摩茶屋】を飲んでみると、独特のサツマイモの風味が口いっぱいに広がります。
やはりタイ産米の影響なのか、サツマイモの風味が全体的に強く感じますね。
甘辛度
【薩摩茶屋】は辛くは感じませんが、【黒霧島】ほどの甘味は無いですね。
おそらく米の影響が大きいのだと思いますよ。
後切れ
【薩摩茶屋】の後切れは、しっかりサツマイモの余韻を感じることができます。
またコガネセンガンとシロユタカのブレンドということもあってか、のど越しだけではなく飲み切った後までしっかりとサツマイモの風味が残りますね。
芋焼酎に慣れていない方は正直、キツイと思いますね。
芋らしさ
【薩摩茶屋】は、久しぶりにサツマイモらしい焼酎に出会ったと感じるほどです。【黒霧島】よりは断然サツマイモの風味がしっかりしていますね。
【薩摩茶屋】はタイ産米を使用していますが、タイ産米はおそらく風味への影響が小さいのだと思います。
それもあって、より芋らしく感じたのでしょう。
【薩摩茶屋】はこんな方におすすめです。
【薩摩茶屋】は懐かしいサツマイモの風味が残る芋焼酎ですね。
サツマイモらしさが非常に高く、いわゆる「芋臭い焼酎が飲みたい!」と思っているあなたにピッタリだと思います。
芋焼酎を飲み始めたばかりの方には少々きついかもしれませんね。
あなたもゆっくり【薩摩茶屋】を味わってみてはいかがでしょうか!?
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タイ産米から国産への切り替えが数社あったのは
事故米事件というよりも法改正で表示が義務付けられたのが大きいですね。
ただ、別記事で書かれていますがタイ米の方が麹の食いに適していますし
泡盛もタイ米ですし、実際タイ米を使っている焼酎に外れ無しというのはあります。
昨今国産でも疑わしい米がある時代ですから管理されたタイ米で作られた
うまい焼酎を選びたいと私は思います。