国産ウイスキーが大ヒットの兆候!国内ではハイボールブーム!輸出需要も急上昇!
国産ウイスキーが着々とかつての栄光を取り戻す動きをしています。
1980年代に盛り上がりを見せたウイスキー業界ですが、TVドラマの影響もあって、着々と生産量が向上しています。
また、新しい飲み方として「ハイボール」が居酒屋などで大流行し、今では「ハイボール」が無いお店も珍しいぐらいです。
「ハイボール」とは、ウイスキーのソーダ割りですが、その他にもジンジャー、コーラ等でウイスキーを割る飲み方も定着し始めています。
ウイスキーの輸出は好調右肩上がり!
国内での酒類消費量から見ると、全体の2%未満とまだまだ締める割合は小さいですが、世界的に見ると国産ウイスキーの輸出量は、上昇しています。
ウイスキーの輸出推移は以下の通り。
財務省の調べによりますと、2015年のウイスキーの輸出総額は104億円。ここ5年で10倍近くにまで膨らんでいます。
この数字を見ると、国内・国外でも好調な波が押し寄せていることが伺えます。
酒類輸出の最上位は「日本酒」。2015年の日本酒の輸出額が140億円に次ぐ第2位がウイスキーとなっています。
ウイスキーの輸出は2014年まではビールに次ぐ3位だったのですが、来年には「日本酒」までも追い抜いているかもしれませんね。
2000年前後は台湾への輸出が多く、出荷量は多くとも輸出額が小さい傾向にありましたが、近年は少し流れが違うようです。
近年はフランスをはじめアメリカ、ロシア、中国といった国へと輸出されており、ウイスキー単価も上昇してきています。
高品質な日本ウイスキーに高いお金を払ってでも飲みたい!という諸外国人が増えているということになります。
世界が見る日本の品質は、筋金入りともなってきていますね。
「日本酒」「ウイスキー」は、日本の職人が造る銘酒!というイメージでしょう!
本格焼酎も輸出へ目を向けるとき
このように「日本酒」「ウイスキー」が世界から脚光を浴び始める中、本格焼酎業界も輸出に力を入れる時が来ているのではないでしょうか!?
あらわざ桜島で有名な「本坊酒造」が、日本最南端のウイスキー蒸留所を作る計画を発表しています。
世界的なウイスキー需要拡大を受けて、2016年11月に本格稼働予定だとのことです。(同社)
ウイスキーと焼酎。同じ蒸留酒だからこそできる、本坊酒造の試みかもしれません。
ウイスキーの輸出をきっかけに焼酎輸出向上の足がかりを掴む可能性も秘めているのではないか!?と密かに期待しています。
「日本酒」と並び國酒の位置にある「焼酎」。
国内の殻を破って、世界へと羽ばたいてもらいたい!
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