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おすすめの芋臭い芋焼酎をピックアップ。実は芋臭い芋焼酎なんて存在しない!その真相とは!?

   

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芋焼酎を飲み慣れてくると、芋感が強い芋焼酎が欲しくなりますよね。

「芋感が強い芋焼酎」と表現しましたが、一般的には「芋臭い芋焼酎」と呼ばれていると思います。

芋臭い芋焼酎は存在しない!?

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本来「芋臭い」という言葉は昭和の時代、その独特な芋の香りが苦手だと感じた方が使った表現だと言われています。

木桶での仕込みや蒸留が主流だった当時、その器の洗浄には苦労していたと言われています。

その器の洗浄不足による雑菌の汚染によって独特の芋臭さが付いたとされています。

近年では甕やステンレスタンクを採用する蔵が多く、木桶に比べて洗浄が随分しやすくなっていますね。

また当時は原料甘藷を栽培する技術も発展途上で、サツマイモも病気や虫食いによる影響も受けやすかったのです。

サツマイモは「こくはん病」を代表として、焼酎の風味に不快を与える香りを付与する病気もあり、その影響もあったのでしょう。

サツマイモの栽培技術の向上、造り手側のサツマイモ病気に対する研究も進んでいます。
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それに加えて近年の芋焼酎造りは「サツマイモの選別」を徹底している蔵が多いようですね。

ですので、昭和当時のような「芋臭い芋焼酎」というのは、現在はほとんど無いということになりますね。

題名にもある「芋臭い芋焼酎」と言うよりは「サツマイモ芋感が強い芋焼酎」をご紹介したいと思いますね。

佐藤黒


「佐藤黒」を5年ほど前に一度だけ飲んだことがあるのですが・・・

そのパンチ力は未だに忘れることはありません。

芋を強く主張する香りと、黒麹らしい濃厚な風味とトロットした口当たりが特徴ですね。

ただただ定価で販売されているお店はほとんどないでしょうね(涙)

萬膳


鹿児島の山奥の小さな蔵で造られる芋焼酎「萬膳」。

飲んだ瞬間、懐かしい香りとそのサツマイモの特性をふんだんに生かした風味が特徴的です。

当ブログでもハワイの芋焼酎「浪花」の原点!万膳酒造が造る「萬膳」と「黒霧島」を比較でレビューしていますよ。

かつては「魔王」「森伊蔵」「村尾」と並んで「萬膳」を含めてプレミア焼酎4Mと呼ばれていましたね。

現在では、「萬膳」も幾分手に入りやすくなったものです。

さつま白波


やはり「さつま白波」なくして芋焼酎は語れませんよね。

元祖「芋感が強い芋焼酎」こそが「さつま白波」ですね。

「さつま白波」は、1昨年に「黒白波」と共にリニューアルしました。その際のコンセプトが面白いんですよ。

「深化するさつま白波」と「進化する黒白波」なんですね。

つまり、「さつま白波」はベースを変えずに更に味わい深く磨きをかけているのです。

一方で「黒白波」は、現在の嗜好に近づいて飲みやすくなりました。

更に深化して「芋感が強くなったさつま白波」も楽しんでみて欲しいですね。

八重桜

明治25年に創業した宮崎県日南市の古沢醸造で造られる芋焼酎「八重桜」です。

代々受け継がれた芋焼酎造りを創業当時と変わらぬままの製法で造り続けています。

県内唯一の土蔵、甕仕込みにて造られていて、「製法」「環境」共にかつてのままなんですね。

となると、「八重桜」は今も変わらず、サツマイモの特徴を凝縮した風味の懐かしい芋焼酎として親しまれています。

芋感の強い芋焼酎でだれやめを

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いかがでしたでしょうか!?

芋焼酎が大好きな方は次第に「芋感が強い芋焼酎」を欲しくなりますよね。ちょっとした中毒みたいなものです(汗)

好きな銘柄を飲み続けるのも良いですが、様々な銘柄に挑戦して、さらに自分好みの芋焼酎を探すのも楽しいものです。

最近、私も新たな銘柄飲んでないですね。また新たな銘柄に挑戦して、ご紹介しますね!

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Comment

  1. 日増し油 より:

    今年の雲海綾蔵限定販売の新商品「紅薩摩」だったかな?
    香りのみならず、口の中に広がる生のさつま芋を齧ったくらいの芋味と燃えるような辛口は
    重篤な中毒者にはぜひ、チャレンジしてもらいたいな

  2. 芋好人 芋好人 より:

    日増し油さん
    メッセージありがとうございます。
    「紅薩摩」ぜひ飲んでみたいと思います。
    芋焼酎中毒者にはもってこいの味わいなのですね。楽しみです♪

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