焼酎の味を左右する「水」身近な水道水が手元に届くまで

本格焼酎を美味しく頂く為には、水へのこだわりを持つことが重要だということが分かりました。詳細は本格焼酎極上の飲み方をご覧ください。

本格焼酎を頂く場合、ストレート（いわゆる生）を除いては水の存在は不可欠です。

私は一路宮崎県都城市にある霧島ファクトリーガーデンを訪れました。

そこで「白霧島」「黒霧島」の心臓でもある霧島裂罅水を頂くことができました。詳細は美味しい「水」を求めてをご覧ください。

霧島裂罅水を使用して飲んだ「白霧島」はいつも飲む「白霧島」よりも美味しかった印象ですが、果たして霧島裂罅水と私たち家庭の水道水はどのような違いがあるのでしょうか？

霧島裂罅水について

以前にも「白霧島」透明感を彩る 霧島裂罅水で述べたように、霧島裂罅水は地下水になります。

霧島酒造は鰐塚山系と霧島連山の狭間の都城盆地に製造工場を構えています。

霧島裂罅水は霧島連山のシラス層や火山灰土壌を自然ろ過材として用い、長い年月をかけて地下にたどり着きます。

地下には40億トンの水ガメが存在するとし、地下岩盤の割れ目から霧島裂罅水は噴出しています。詳しくはHPをご覧ください。

水道水について

次に私たちが普段使用する水道水はどのように届けられているのでしょうか？まずはフローをご覧ください。

フローの通り、水道水のほとんどは河川の水を使用します。出来るだけ川の上流で【1.取水】します。下流に行くほど不純物や生活排水の影響を受けるからです。

取水された水は取水管を通して【3.着水井】へ到着します。その後【2.浄水場】にて安心安全な水へと適正に処理されます。

処理された水は【13.配水池】へと移送され、配水配管を通して各家庭へと移送されます。

霧島裂罅水と水道水の大きな違いは、地下水と河川の水であることです。河川環境は土地によって大きく異なります。

大きい川（一級河川）がある土地は、貯水能力が高く渇水や水不足が起こり難い土地だと言えます。

もちろん天候によっても大きく左右されます。雨が降らなければ水不足になりますし、豪雨が降ると水が濁る恐れがあります。

それでは、水道水が適正に処理するまでの流れをポイントを絞って見ていきたいと思います。

薬品注入～ろ過池までのポイント

着水した水は泥や砂など不純物を含んでいます。

その不純物は微細なものも多い為、凝集剤という薬品を注入しフロックという塊を形成させます。フロックは重くなる為、沈でん池の底へ沈みます。

そして、不純物を含まない上澄み水をろ過池に送ります。ろ過池ではろ材を通し、更に水の不純物を取り除きます。

要するに取水した水の不純物（固形物）を取り除くための工程になります。

塩素注入～配水までのポイント

不純物を取り除いた水は塩素によって消毒されます。基準以上の残塩濃度まで塩素を注入します。

塩素を注入することは、水の安心・安全を確保することと同じです。大腸菌などの身体に影響を及ぼす菌から保護してくれます。

一方で塩素臭（いわゆるカルキ臭）が不快に感じる方もいるようです。消毒された水は配水池に貯水され、各家庭へと配水されます。

まとめ

水道水が私たちのもとに届くまでにはこのような長い工程を踏んで届けられていることがわかりました。

またカルキ臭は(塩素臭)のことで、実は安心安全の証だということもわかりました。

ブログランキングに参加中。応援をお願いします！！

焼酎 ブログランキングへ